一般社団法人「いのち支える自殺対策推進センター」が、日本産婦人科医会
と協力して警察庁の統計を分析しました。その結果、妊娠中や産後1年以内
に自殺した女性は、2022~24年の3年間で162人。妊娠中が45人
産後2か月以内が26人、3か月~1年が91人でした。医会による別の集計
では、20~22年の妊産婦の死亡原因として自殺は最多で、その後も上位で推移
します。分析によると、年齢別の特徴として、出生10万人当たりの自殺死亡率は
妊娠中では、20~24歳が、産後では40~44歳がそれぞれ高いとわかりました。
産後1年以内の自殺者のうち、87%は配偶者がおり、その原因は「家庭問題」が
76%で最多でした。産後の家庭問題の中では「子育ての悩み」が82%を占めましたと
新聞記事に掲載されていた。産後うつ病の自己評価票エジンバラが用いられるが9点
以上を産後うつ病の疑いとして取り扱うのが適切とされている。母親は育児に不慣れ
で児が泣くと原因がつかめず不安になり、不眠が続くとどうしても心折れそうになる
ことがある。産後ケアで関わる方には無料でLINE のサポートやLINE では無理な場合
はこちらから電話させてもらい解決するようにしている。産後の方からとれも重宝されて
いる。先日母乳の講演を聞きにいくと、父親も産後うつになり自殺者もあると聞いた。
母親のホルモンの急激な変化を以前お話ししたが、父が良かれと思い家事や子育て
をしても母親のイライラが止まらず、責められ心を病むとのこと。様々な角度からの
サポートが必要なのだと改めて知った。
2025年11月で助産院開業2年になった。高知市産後ケアでは多くの方々に
知ってもらい感謝しかない。今年も城山高校の授業に行かせて頂いた。非常勤講師も
続けている。最近では高知市のパパママ教室に参加して私の講義を聞いて下さった方
からの依頼も増えている。ママとパパ、赤ちゃんのお役に立てれること。オキシトシン
という幸せホルモンを私ももらい本当に幸せでたまらない。皆さんが選んで下さるから
続けられることに本当に感謝している。これからも地球の母子を守っていきます。
来年もよろしくお願いします。





