長男を生んで1か月の間、赤ちゃんが泣くことの意味がわからなくてオロオロ

していたことを思い出します。今思えば、少し母乳が足りなくてミルクを足し

たら良かったのかなと思います。自分も寝れないし夜中、座ったまま息子を抱いて

寝たこともあります。

赤ちゃんの泣く理由に「お腹がすいた」「眠い」「暑い」「寒い」「甘えたい」

「興奮している」「おむつが汚れている」などなど。言いたいけれど言えないもどかしさ

もあり泣くことを体中で表現しています。

泣くことの深い意味として、不快なことたとえば「お腹がすいた」ことにたいして

母乳をあげることで快を与える。この人は心地良さを与えてくれる信頼できる人だと

赤ちゃんは認識します。不快を快にすることの繰り返しで乳児期には基本的信頼を

獲得していくのです。親から十分な愛情と適切な世話や保護を受け、相互に作用し合う関係

を形成することによって、「自分が他者から快い世話を受けるだけの価値がある存在なんだ」

と信じることができるのです。【医学書院母性看護学概論から引用】

泣くことのお母さんとのやり取りで人を信頼したり、自分を肯定することに繋がって

いるってすごいと思いませんか?

私はお母さんのことを看護師さんだと思っています。お話しはできないけれど

反応をしてくれる赤ちゃんの言葉を察してよ~く観察し、「きっとこれはお腹がすいてるからだ」

とか「眠いからだな」とか色々考えてケアをする。夜寝れないことは夜勤。

子育てが愛おしい反面、寝れなくてイライラすることもある。可愛いけど辛いこともある。

私も子育てを経験したからこそ、今、育児真っ最中のお母さん方の気持ちが痛いほど

わかります。

高知県にとどまらず世界中の母のため、目の前の母子のために私ができることは何かをいつも考えています。

一人でも多くのお母さん赤ちゃんが楽しく喜んで子育てができるように尽力していきます。